ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ
カツオブシムシは、幼虫の期間が約300日と長く、タンスや押入れなど暗く風通しの悪いところを好みます。
カツオブシムシの食べ方は円形の穴をあけ、食害に遭う衣類として、ウールや絹、毛皮、皮革など淡白質を含む動物性繊維が要注意。
しかし、ポリエステルや合成繊維でも、汚れが残っている箇所は食害し、特にヒメカツオブシムシは1週間ほどで自分の体重の倍以上食べることもあります。
イガ、コイガ
衣に付く蛾ということから『衣蛾(イガ)』という名前をもつ蛾の一種で、特徴として食べた衣類の繊維で蓑虫のような筒状の巣を作って身を守ります。
イガはカツオブシムシと違い食い荒らしたようなきたない食べ方をします。毛織物、毛皮、皮革、羽毛、羊毛等の動物性のものを好みますが、木綿やナイロン等の合成繊維にも食いつきます。
それ以外にも、衣類に付いた汗や食べこぼし、酒やジュースで汚れたところも好んで食害します。